米軍放送、大幅削減へ

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共同通信
米バージニア州にある国防総省の建物(AP=共同)

 【ワシントン共同】米国防総省は29日、政府機関が10月1日に一部閉鎖に追い込まれた場合、日本など世界各地に駐留する米兵とその家族ら向けのテレビ・ラジオ局を運営する「米軍放送網」(AFN)の放送を大幅に削減すると発表した。

 通常の放送を維持するための人員を確保できなくなるため。テレビは八つあるチャンネルのうちニュース放送のみ続ける。ラジオも一つのチャンネルに絞る。人気が高いプロフットボールNFLの試合中継が見られなくなり、米兵らから落胆の声が上がりそうだ。

 政府閉鎖になっても米兵は職務を続けるが、無給扱いとなる。国防総省の文民職員の多くは「一時帰休」扱いとして自宅待機となる。