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共同通信
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【アナハイム共同】米大リーグでエンゼルスの大谷翔平(29)が44本塁打でアメリカン・リーグの1位となり、日本選手初の本塁打王を獲得した。
ア・リーグのレギュラーシーズンが1日に終了。9月3日の出場を最後に右肘手術を受けて今季を終えていたが、2位のガルシア(レンジャーズ)に5本差をつけ、メジャー6年目で投打通じて初タイトルを手にした。日本勢が打撃部門の主要タイトルを獲得したのは、2004年に2度目の首位打者となったイチロー(マリナーズ)以来。
日本代表を優勝に導いた3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に始まり、開幕から投打「二刀流」で活躍。6月は球団と日本選手の月間最多記録となる15本塁打を放ち、9本塁打をマークした7月と2カ月連続でア・リーグ野手部門の月間最優秀選手(MVP)に輝いた。
前半戦をメジャートップの32本で折り返したが、8月23日に右肘靱帯の損傷が見つかり、9月4日には右脇腹を痛めた。19日に2度目の右肘手術を受け、投打での復帰は25年になる見通し。