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共同通信
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広域強盗事件を「ルフィ」などと名乗り指示したとされる今村磨人容疑者(39)=強盗致傷罪などで起訴=ら3人が昨年12月、広島市西区の住宅兼店舗で住人の親子3人が襲われ負傷した事件を指示した疑いが強まったとして、警視庁は強盗殺人未遂容疑などで、3日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で2日分かった。
他の2人は渡辺優樹(39)=強盗予備罪などで起訴、藤田聖也(39)=同=の両容疑者。3人はフィリピンを拠点とする特殊詐欺グループの幹部で、2月に強制送還され、1月に東京都狛江市の住宅で住人女性=当時(90)=が暴行され死亡した事件を指示したとする強盗殺人容疑などで逮捕されていた。警視庁は収容されていたフィリピンの入管施設から各事件を指示したとみている。
捜査関係者によると、3人は実行役と共謀し昨年12月21日夜、押し入った店舗兼住宅で、住人の夫婦に暴行し、息子の頭を殴打。現金約250万円と腕時計など130点以上(計2439万円相当)を奪った疑いが持たれている。