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共同通信
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日本新聞協会は2日、新聞配達や販売所にまつわるちょっといい話などを選んだ「第30回新聞配達に関するエッセーコンテスト」の受賞作品を発表した。応募は3223編あり、大学生・社会人部門の最優秀賞は大阪府寝屋川市の会社員本田美徳さん(61)の「あの日の青年」に決まった。
警察官として交番に勤務していた際、必ず午前2時ごろに朝刊を配達する青年に理由を尋ねたところ「事件を扱う仕事だから真っ先に読んでもらわないといけない」と言われたと紹介。新聞の社会面に載る出来事の守り手である警察官と、それを人々に伝える新聞配達員は仲間だとし、学生時代に新聞配達をしていた自分を青年に重ねた。