「ルフィ」ら3人再逮捕、警視庁

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共同通信
(左から)今村磨人容疑者、渡辺優樹容疑者、藤田聖也容疑者(いずれもフィリピン入国管理局提供)

 昨年12月、広島市西区の住宅兼店舗で住人の親子3人が襲われ負傷した事件を指示したとして、警視庁は3日、強盗殺人未遂などの疑いで、広域強盗事件を「ルフィ」などと名乗り指示したとされる特殊詐欺グループの幹部ら3人を再逮捕した。

 いずれも1月に東京都狛江市の住宅で住人女性=当時(90)=が暴行され死亡した事件を指示したとする強盗殺人などの疑いで逮捕されていた。東京地検は3日、強盗致死罪などに切り替えて3人を起訴した。

 再逮捕されたのは、いずれも拠点としていたフィリピンから2月に強制送還された今村磨人(39)=強盗致傷罪などで起訴、渡辺優樹(39)=強盗予備罪などで起訴、藤田聖也(39)=同=の3容疑者。警視庁は収容されていたフィリピンの入管施設から各事件を指示したとみている。

 警視庁によると、事件当日に「キム」を名乗る人物から実行役の永田陸人被告(22)=強盗殺人未遂罪などで起訴=のスマートフォンに通信アプリの通話機能で着信があり、「殴ったり蹴ったりしないと報酬はあげない」などと伝えていた。