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共同通信
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【ワシントン共同】木原稔防衛相は4日午後(日本時間5日未明)、米ワシントン郊外の国防総省でオースティン国防長官と会談した。日本が米国製巡航ミサイル「トマホーク」を導入する時期について、当初計画から1年前倒しし、2025年度とする方針を確認。他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)の効果的な運用に向け、日米同盟の役割・任務・能力に関する議論の加速化で一致した。
オースティン氏は、日本政府が進める反撃能力保有や防衛費増額などの防衛力強化に関し「日本の大胆な決断を支持する」との考えを伝達した。
日本政府は、反撃能力の手段となるトマホークを海上自衛隊のイージス艦へ搭載する予定。木原氏は会談後、記者団に「より厳しい安全保障環境を踏まえ、前倒しして実施する必要があると判断した」と述べた。
両氏の対面協議は初めて。木原氏は会談冒頭、反撃能力保有を含む安全保障関連3文書に言及し「同盟強化に向けたあらゆる取り組みに緊密に連携していきたい」と語った。