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共同通信
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【クアラルンプール共同】マレーシアを訪問した宮下一郎農相は4日、首都クアラルンプール中心部の小売店で、買い物客に宮城県石巻市産のホタテを振る舞い、日本の水産物をPRした。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出後、禁輸を続ける中国の措置を受け、東南アジアでの販路拡大を狙う。
マレーシアでは日本食が人気。小売店で開かれたホタテフェアに合わせ、宮下氏は安全性をアピールし「食べ応えある品。ぜひ味わって」と刺し身やすしを提供。8月のマレーシアへの水産物輸出は前年同月と比べて19%減ったと説明し、輸出拡大につなげる意向を示した。