円、150円にらみ神経戦

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共同通信
一時1ドル=150円台を付けた円相場を示すモニター=3日、東京都港区の外為どっとコム

 4日の外国為替市場の円相場は政府、日銀の為替介入を巡る観測から1ドル=150円の節目をにらんだ神経戦となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化するとの見方を背景に3日夜に150円台に下落し、直後に147円台に急騰。東京株式市場は日経平均株価が連日の大幅な下げで4カ月ぶりに3万1000円を割り込んだ。金融市場は波乱含みの展開が続きそうだ。

 円相場は午後4時現在、前日比58銭円高ドル安の1ドル=149円19~21銭。ユーロは94銭円高ユーロ安の1ユーロ=156円05~08銭を付けた。平均株価は前日比711円06銭安の3万0526円88銭で取引を終えた。