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共同通信
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プロ野球巨人の原辰徳監督(65)が4日、今季最終戦となった東京ドームでのDeNA戦後のセレモニーでファンにあいさつし、今季限りで辞任することを表明した。後任が阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(44)であることも明言した。
原監督は監督通算17年目の今季、優勝争いに加われず、2年続けての4位でクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。今季が3年契約の2年目だったが、不振の責任を取る。4日の試合は1―0で勝ち、巨人監督として歴代最多の通算勝利数は1291勝となった。
巨人の2年連続4位以下は2005、06年以来で、史上2度目。同一監督の下では初だった。山口寿一オーナーは3年続けてセ・リーグ優勝を逃したことを受け「来季のことは真剣に考えないといけないと思っている」と話していた。
原監督は巨人の監督を3度務め、9度のリーグ優勝と3度の日本一に導いた。阿部コーチは巨人一筋で19年プレーし、強打の捕手として通算2132安打、406本塁打をマーク。19年に引退した後は2軍監督などを務めていた。