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共同通信
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連合は6日、定期大会を5日に続き東京都内で開いた。芳野友子会長(57)を再任する執行部人事を承認した。物価高で賃上げの実現が求められる中、2期目に入る芳野氏が政権とどのように向き合うかが焦点になる。任期は2年。
芳野氏は高校卒業後、ミシンメーカー「JUKI」に就職。中小製造業などの産業別労働組合(産別)「JAM」の副会長などを経て2021年に女性初の会長に選出された。今年の春闘で高水準の賃上げを達成した一方、自民党との距離が近いとして批判もある。
執行部人事では会長代行にUAゼンセン出身で再任の松浦昭彦氏(61)と自治労出身で新任の石上千博氏(59)を充てた。日教組出身の清水秀行事務局長(64)も続投した。
大会初日の5日には自民党政権下の首相としては16年ぶりに岸田文雄首相が出席し、持続的な賃上げの実現へ政労の連携を呼びかけた。