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共同通信
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【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)加盟国と近隣諸国の新たな連合体「欧州政治共同体(EPC)」の3回目の首脳会合が5日、スペイン南部グラナダで開かれた。EUの枠を超えて各国首脳が一堂に会し、ウクライナ侵攻を続けるロシアに結束して対抗する姿勢を演出、ウクライナとの連帯を強調した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は首脳会合で演説し「EUだけでなく欧州全体の結束を守ることが課題だ」と強調した。冬が近づく中、ロシアによるインフラ施設への攻撃を念頭に防空システムの強化が重要と指摘。「破滅させるのは(ロシアの)プーチン(大統領)の野望だけにし、われわれの都市や国民を破滅させるな」と訴えた。
EUのミシェル大統領は「われわれはウクライナ国民と共にある。軍事的、政治的、財政的支援を続ける」と述べた。