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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ検察は6日、昨年2月に始まったロシアの侵攻によって6日までに子ども計505人が殺害され、1100人以上が負傷したと明らかにした。激戦が繰り広げられている東部のドネツク州やハリコフ州で死傷した子どもが多いとしている。
ウクライナメディアなどによると、6日朝に起きたハリコフ州の州都ハリコフにある住居用ビルに対するミサイル攻撃では、10歳の少年と祖母が亡くなった。11カ月の乳児も負傷した。
ゼレンスキー大統領が公開した動画によると、建物は大きく破損し、道路に破片が散乱。複数の車両が炎上した。
ハリコフ州クピャンスク近郊の村への5日のミサイル攻撃でも、子どもを含む50人以上が命を落とした。ウクライナ側は、いずれの攻撃も弾道ミサイル「イスカンデル」が使われたとみている。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報道官は6日、この村に調査団を派遣したと明らかにしている。ロシアのペスコフ大統領報道官は、ロシア軍が民間人を標的にすることはないと主張した。