ケネディ氏出馬で14%投票

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共同通信
8月、アイオワ州での集会で演説するロバート・ケネディ・ジュニア氏=デモイン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ロイター通信は5日、2024年米大統領選で、ケネディ大統領のおいで弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)が候補になった場合、有権者の14%が「投票する」と回答したとの世論調査結果を公表した。民主、共和両党の候補から票を奪い、大統領選の行方を左右する可能性が指摘されている。

 ケネディ氏は新型コロナに関する根拠のない陰謀論で注目を浴び、じわりと存在感を拡大。民主党の候補指名獲得を目指していたが、9日に無所属での出馬を表明するとみられている。

 民主党は、バイデン大統領(80)が高齢のため、票がケネディ氏に流れかねないと警戒。共和党支持者から好かれているとの世論調査結果もあるため、共和党にとっても気になる存在だ。

 ロイターと調査会社イプソスが実施した調査では、バイデン氏と共和党のトランプ前大統領(77)、ケネディ氏の三つどもえの争いになった場合、支持率はケネディ氏14%、バイデン氏31%、トランプ氏33%。9%が投票しないと答え、13%が投票先は分からないと答えた。