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共同通信
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名古屋市に本社を置く準大手証券の東海東京証券で、女性として初の社長となった北川尚子さん(55)が7日までに共同通信のインタビューに応じ、政府が目指す女性役員比率の向上について「数値目標のために女性にげたを履かせるのは大反対だ」と述べた。女性管理職の存在が当たり前になるよう採用時から意識し、育成する視点が必要と強調した。
北川さんは「性別は個性の一つとして捉え、実績で判断すべきだ」と指摘。能力を伴わない昇進は本人も部下も「不幸になる」とし、「一定のレベルに達したら切符をもらえるという形であるべきだ」と述べた。
北川さんは専務執行役員、副社長を経て23年4月に社長に就任した。