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共同通信
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岸田文雄首相は7日、水戸市内での自民党会合であいさつし、20日召集の臨時国会で、経済対策の裏付けとなる2023年度補正予算案の成立を目指す方針を明言した。「今月中に経済対策を取りまとめて補正予算案を編成し、臨時国会に提出、成立させたい」と述べた。経済対策を最優先する姿勢を示した形だ。補正予算成立は11月後半以降が見込まれ、年内の衆院選は日程上厳しい情勢だ。
首相は経済対策に関し「多くの国民が物価高に苦しんでいる。今こそ経済成長の果実を国民に還元すべきだ」と重ねて表明。賃上げや企業の設備投資を後押しし、デフレからの脱却を図る考えも強調した。