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共同通信
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【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍の大規模戦闘で、イスラエル民放「チャンネル12」は8日、イスラエル側の死者は700人になったと報じた。ガザ保健当局によると、パレスチナ側の死者は413人。双方の犠牲者は1100人に上った。戦闘は継続しており情勢は悪化の一途。バイデン米政権は地域のさらなる緊張を抑止するため、東地中海への空母派遣を決めた。
イスラエル軍によると、イスラエル領内に侵入したハマス戦闘員との戦いは8日夜も継続。イスラエル領内の戦闘員を全て殺害、あるいは拘束することが軍の喫緊の課題となっている。
ハマスはイスラエル領内で民間人を人質にしているとの情報があるほか、ガザ地区にも民間人や兵士を連行。少なくとも数十人がハマス拘束下にある。
ハマスは8日夜もロケット弾攻撃を継続。一方、イスラエル軍もガザへの空爆を続けた。軍は8日午後、ガザでこれまでに800カ所を空爆したと明らかにした。