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共同通信
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【ベルリン共同】ドイツ南部バイエルン州と西部ヘッセン州で8日、州議会選が行われた。公共放送ARDの開票予測では、保守野党のキリスト教社会同盟(CSU)とキリスト教民主同盟(CDU)がそれぞれの州で最も優勢で、難民排斥を掲げる右派野党「ドイツのための選択肢(AfD)」も躍進。一方、中道左派、社会民主党(SPD)と環境保護政党「緑の党」の両与党は低迷した。
今回の選挙は任期半ばのショルツ政権にとって「中間評価」となるが、政権への支持離れと右派政党の台頭が鮮明となった。景気不安が続く中、国民に負担を強いる環境保護政策や移民増加への懸念が支持離れを招いたとされる。