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共同通信
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栃木県那須町の朝日岳(1896メートル)で男女4人の遺体が見つかった事故で、死亡した大阪市中央区の医師木村英二さん(65)と一緒だった60代男性が下山後、県警に「強風で立ってられず、前かがみになって岩をはうようにして歩いた」などと話していたことが8日、県警への取材で分かった。天候の厳しさを証言する内容で、県警は当時の状況を詳しく調べる。
男性は6日正午過ぎ「同行者が動けなくなった」と110番した。直後にあった別の登山者の通報と併せ、県警などが現場へ向かうきっかけとなった。男性は県警に「小石が飛んで顔に当たるほどの風の強さだ」などとも語った。