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共同通信
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9日正午ごろ、仙台市のJR仙台駅に到着した新青森発東京行き東北新幹線はやぶさ52号(10両編成)の乗客から「薬品のようなものに触れてやけどした子どもがいる」と119番があった。仙台中央署によると、やけどのような症状で子どもを含む乗客4人がけがを負い、2人が体調不良を訴えた。いずれも命に別条はない。署が詳しい状況を調べている。
JR東日本によると、午前11時55分ごろ、走行中の新幹線車内で乗客が非常ボタンを押した。仙台駅に停車後、乗務員が7号車から煙のようなものが出ているのを確認し、乗客をホームに避難させた。
仙台駅のホームで新幹線を待っていた男性(48)によると、駅員が「7号車から煙!」と声を上げた。近づいてみると、ドア付近に黒いバッグのようなものが置かれ、煙が出ているのが見えたという。
仙台駅では、連休最終日の観光客や買い物客らで混み合う中、消防車や救急車のサイレンが鳴り響き、ボンベを背負った防護服姿の救急隊員が慌ただしく出入りした。