経済学賞にゴールディン氏

Published by
共同通信
米ハーバード大教授のクラウディア・ゴールディン氏(大学ホームページから)

 【ストックホルム共同】スウェーデンの王立科学アカデミーは9日、2023年のノーベル経済学賞を、経済史の研究者で米ハーバード大教授のクラウディア・ゴールディン氏に授与すると発表した。200年以上にわたる米国の労働市場に関する膨大な資料を緻密に検証。賃金や雇用率などの待遇に男女格差が生じた要因などを解明した。

 授賞式は12月10日に開かれる。賞金は1100万クローナ(約1億5千万円)。日本人は22年に続いて2年連続で全てのノーベル賞を逃した。

 ノーベル経済学賞の受賞者は欧米の経済学者が大部分を占め、日本人はいない。