強奪品売却で元自衛官を起訴

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共同通信
9月20日、広島市内に移送された中桐海知容疑者

 昨年12月に広島市西区で2千万円を超える金品が奪われ、親子3人が負傷した事件で、広島地検は11日、強奪品の一部を売却したとして、盗品等処分あっせんの罪で元自衛官中桐海知容疑者(24)=別事件の強盗致傷罪などで実刑確定=を起訴した。事件での起訴は9人目。

 起訴状によると、昨年12月23日から27日の間、東京都内の貴金属買い取り店など2カ所で計9回、腕時計など計74点を計1132万3200円で売却したとしている。

 広島県警は実行役として8人を逮捕。1人は強盗殺人未遂罪などで、他7人は強盗傷害罪などで起訴された。警視庁は3日、指示役として特殊詐欺グループの幹部3人を再逮捕した。