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共同通信
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村田製作所と帝人フロンティアが共同出資する繊維メーカー、ピエクレックス(滋賀県野洲市)は12日、自社の繊維素材を使ったアパレル製品を回収して、農業や林業用の堆肥にする実証実験を始めると発表した。アパレル製品の廃棄量削減に向け、2024年10月の本格稼働を目指す。
ピエクレックスの繊維素材は、トウモロコシなど植物由来の原料で作られる。適切に処理して土に埋めれば、微生物によって分解されて堆肥になる。
販売先のアパレルや繊維メーカーに対して、同社の素材と、綿など堆肥にできる素材を組み合わせて製品化するよう提案する。堆肥は、東京都三鷹市の農園や奈良県の森林で活用する。