Published by
共同通信
共同通信
ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は12日の決算発表記者会見で、自身の後継者について、9月に中核子会社「ユニクロ」の社長を譲った塚越大介氏が「当然有資格者だ」と述べた。一方で「今後もまだ頑張る。会長ではなく社長と呼んでほしい」と、引き続き陣頭指揮を執る考えも示した。
ファーストリテイリングの最重要課題の一つが、山口県の衣料品店をグローバル企業に育てた柳井氏の後継者選びだ。柳井氏は2002年に外部出身の玉塚元一氏=現ロッテホールディングス社長=に社長職を一度譲ったが、05年に復帰し長年トップを務める。取締役の長男一海氏、次男康治氏への世襲は否定している。