仏、学校で教師刺殺

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共同通信
13日、教師が刺殺されたフランス北部アラスの学校の周囲で警戒に当たる警察官ら(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランス北部アラスの学校で13日、刃物による襲撃事件があり、教師1人が死亡、2人が重傷を負った。生徒にけがはなかった。容疑者はロシア南部チェチェン系で、警察に逮捕された。当局はテロ容疑で捜査を開始した。フランスメディアが伝えた。

 容疑者は20歳ぐらいで、同校の元生徒とみられる。犯行当時「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだ。当局に「潜在的な安全保障上の脅威」とみられていた人物だという。イスラム組織ハマスのイスラエル攻撃との関係は報告されていない。

 フランスでは、2015年に130人が死亡した同時多発テロなど、繰り返しイスラム過激派によるテロが起きている。