当初から人質確保が目的か

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共同通信
7日、パレスチナ自治区ガザからイスラエル側に入るイスラム組織ハマスの戦闘員ら(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】13日付米紙ウォールストリート・ジャーナルは、パレスチナ自治区ガザからイスラエル南部に侵入したイスラム組織ハマスの戦闘員たちが、攻撃目標とした町や軍事施設の詳細な地図を所持していたと報じた。人が集まる場所やシナゴーグ(ユダヤ教会堂)、幼稚園も記されており、当初から人質を確保する目的だったと指摘した。

 イスラエル軍装甲車の弱点を示す資料を携行していた戦闘員もいた。同紙は、ハマスの情報収集能力と攻撃計画の周到さを浮き彫りにする証拠だとしている。

 資料はアラビア語で書かれており、攻撃現場や死亡したハマス戦闘員から回収された。