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共同通信
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JR青梅線の福生駅(東京都福生市)で9月、視覚障害のある50代男性が電車に乗る際、白杖を扉に挟まれ、電車が停止せず発車していたことが13日、JR東日本への取材で分かった。
JR東によると、9月24日午後2時40分ごろ、右手で白杖を突いた男性がホームに到着した電車に乗り込もうとしたところ、つえと左手の指が扉に挟まれた。男性は電車に乗れず、電車はつえを挟んだまま走行。つえは別の乗客が次の駅で回収した。指に大きなけがはなかった。
同社は、電車の遅れがなく他の乗客にも影響しなかったとして、報道発表をしていなかった。担当者は「緊急停止をすべきだった。安全確認の指導を徹底したい」と話した。