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共同通信
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【ワシントン共同】北京で29~31日に開かれる多国間の安全保障会議「香山フォーラム」に、米国防総省当局者が参加することが13日、同省への取材で分かった。中国からの招待を受け入れた。中国軍側の出席者と対話する見通し。同省は「危機管理や戦略的リスクの低減、誤解の回避で意見を交わす機会を歓迎する」とした。
昨年8月に当時のペロシ下院議長が台湾を訪れ、中国は反発して米国との軍同士の対話をほぼ断ち切った。中国から今年8月に招待があり、米側は台湾問題を含む安保分野で意思疎通を図る好機だと判断した。
国防総省は「中国軍とコミュニケーションを図り、競争が対立に陥らないように努めている」と強調した。