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共同通信
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農林水産省は13日、23年産のコメ(水稲)の全国の作況指数(平年=100)が9月25日時点の調査で「平年並み」の100になるとの見通しを発表した。日照不足や夏の猛暑が響き、秋田や新潟など10府県は「やや不良」だった。
主食用米の作付面積は前年産に比べ9千ヘクタール減の124万2千ヘクタール、収穫量は7万7千トン減の662万4千トンで、いずれも過去最低更新を予想した。人口減少や高齢化を背景にコメの需要減少に歯止めがかからず、飼料用米や麦、大豆に転作する動きが強まっている。
都道府県別の作況は、北海道や宮城など13道県が「やや良」、山形や静岡、熊本など24都府県が「平年並み」だった。