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共同通信
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【オークランド共同】ニュージーランドで14日、総選挙の投票が始まった。ヒプキンス首相の与党労働党と、経済界出身のラクソン氏率いる野党国民党などの戦い。世論調査では国民党が優勢。ただ同党が第1党になった場合でも、友党のACT党との合計で過半数に達しない場合、首相選出が難航する可能性がある。
国民の関心は物価高騰や住宅供給不足、凶悪犯罪多発に集中。ヒプキンス氏は、野菜や果物の消費税撤廃や現場警察官の増員を公約に掲げた。ラクソン氏は中間層減税や非行少年の軍隊訓練などを訴えた。
ニュージーランドは中国と比較的良好な関係を維持。選挙で外交や安全保障は目立った争点にならなかった。