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共同通信
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【プノンペン共同】カンボジアの世界遺産アンコール遺跡群など観光地への新たな空の玄関口となる空港「シエムレアプ・アンコール国際空港」が北西部シエムレアプ州に建設された。16日にも運用が始まる。整備費は巨大経済圏構想「一帯一路」を提唱する中国が拠出し、総額は約11億ドル(約1645億円)。
中国はカンボジアで高速道路など主要インフラ整備に相次いで投資しており、カンボジアの中国傾斜は一層鮮明になっている。
新空港を手がけたのは、中国雲南省政府が出資する「雲南省投資控股集団」など。2020年3月、建設が始まった。中国側は約50年をかけて空港を運営し、投資費用を回収する。