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共同通信
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【キーウ共同】英国防省は14日、ウクライナに侵攻するロシアの黒海艦隊が8、9月のウクライナの攻勢を受け、防御態勢を強化しているとみられるとの分析を発表した。ミサイル艦や潜水艦などの戦力を、司令部があるクリミア半島セバストポリからロシア南部ノボロシースクなど東に移動させているという。
ウクライナは無人機(ドローン)やミサイルによる攻撃などで黒海の北西部では主導権を握ってきた。英国防省は、黒海艦隊が巡航ミサイルでウクライナを攻撃しており、今後も黒海の東部からミサイル攻撃を継続するとみられると指摘した。
ウクライナは、ロシアの兵力供給の拠点となってきたクリミア半島への攻撃を拡大する構えだ。ウクライナメディアによると、今月13日にはロシアのミサイル艦を水上ドローンで攻撃した。11日にも哨戒艦を攻撃していた。