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共同通信
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死者36人、行方不明者3人に上った伊豆大島(東京都大島町)の土砂災害から16日で10年となった。被災地に整備された「大島町メモリアル公園」には15日夜、「祈」の文字が電球でライトアップされ、犠牲者を悼んだ。
公園は土砂災害で甚大な被害を受けた大島町元町地区に2021年、開園した。ライトアップを企画した町商工会女性部の部長、花本良子さん(77)は「知り合いがたくさん亡くなった。みんな元気だったのに一瞬だった。災害を忘れないようにしたい」と手を合わせた。
町は16日午前、防災無線で黙とうを呼びかけ、海岸で行方不明者の捜索を実施し、午後にメモリアル公園で追悼式を開く予定。