光化門、1世紀前の姿に

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共同通信
15日、ソウルの光化門前で開かれた「月台」お披露目の行事(共同)

 【ソウル共同】韓国・ソウルにある朝鮮王朝の王宮、景福宮の正門に当たる光化門の前にかつて広がっていた「月台」と呼ばれる空間の復元工事が終わり、文化財庁が15日公開した。月台は王宮の威厳を示し公的行事が執り行われてきたが、日本統治下の鉄道敷設などを経て消えたとされる。今回約100年前の姿を取り戻すといい、同庁は「韓国観光のランドマークに」と意気込んでいる。

 発掘調査などに基づき東西約30メートル、南北約50メートルの広さで復元された。光化門前の車道は、南側にせり出した月台に沿って緩やかな曲線となる。

 光化門の名を記した板も、歴史考証を経て黒地に金の文字で書いたものに取り換えた。