ジャニーズから社名変更

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共同通信
旧ジャニーズ事務所の本社ビル=16日、東京都港区

 ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川元社長(2019年死去)による性加害問題を受け、社名変更した「SMILE―UP.(スマイルアップ)」が17日付でスタートした。元トップによる性暴力で社会を揺るがした同社は今後、大規模な補償交渉に向き合うことになる。

 17日に日付が変わるとともに旧ジャニーズ事務所の公式サイトが切り替わり、男性アイドルの代名詞でもあった「ジャニーズ」の言葉が消えた。社名変更により、「関ジャニ∞」や「ジャニーズWEST」などの所属グループ名も順次変更される。

 旧ジャニーズ事務所は今年9月に開いた記者会見で、喜多川氏の名前を冠した社名を使い続けるとしたが、所属タレントを広告に起用していた企業や、NHK・民放各局から「対応が不十分」と批判が高まり方針を転換。今月2日の記者会見で東山紀之社長が社名変更を発表した。被害者救済や補償に特化し、対応を終えた後に廃業する。一方、タレントのマネジメントや育成を担う新会社も今後設立し、社名はファンクラブを通じて公募する方針も発表している。