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共同通信
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【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)が17日公表したアジア太平洋地域の経済見通しは、24年の経済成長率を4.2%と見込み、5月時点の予想から0.2ポイント下方修正した。中国の成長鈍化が背景。23年の世界全体は4.6%で5月時点と変わらなかった。
23年はアジア太平洋地域が、世界全体の成長の3分の2に寄与すると指摘。一方で、中期的には3.9%まで減速するとし、新型コロナの感染が拡大した20年を除けば過去20年で最低の成長となると見通した。
中国では、中国恒大集団や碧桂園など不動産大手が経営危機に陥り、見通しでは「不動産部門の減速は、地域全体の需要を圧迫する」と懸念を示した。