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共同通信
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日本大アメリカンフットボール部を巡る違法薬物事件で、麻薬特例法違反容疑で逮捕された4年生部員の男(21)と、麻薬取締法違反の罪で起訴された3年生部員北畠成文被告(21)が、交流サイト(SNS)上で大麻に関する情報をやりとりしていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。2人が昨年度に東京都中野区の部の寮で同部屋だったことも判明した。
警視庁薬物銃器対策課は寮を再び家宅捜索した8月22日に北畠被告とは別の部員4人を任意聴取しており、このうちの1人が逮捕された4年生部員だった。警視庁は寮で違法薬物が広がっていた可能性があるとみて経緯を調べている。
捜査関係者によると、男と北畠被告は本年度は寮で別の部屋だったが、昨年度は同部屋だった。警視庁が押収したスマートフォンを解析した結果、SNSでのやりとりが分かった。
男は今年、都内で密売人から違法薬物を大麻と認識して購入したとして、今月16日に麻薬特例法違反の疑いで逮捕された。