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共同通信
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【ワシントン共同】米下院は17日、マッカーシー前議長解任に伴う議長選を実施した。多数派共和党の候補で、トランプ前大統領が推薦するジム・ジョーダン下院司法委員長(59)は、党内の一部の造反により過半数を獲得できなかった。再投票に持ち込まれる見通しだ。造反票は20票に上り、党内対立の根深さが改めて浮き彫りとなった。
下院議長は大統領権限の継承順位が副大統領に次ぐ2位の要職。ジョーダン氏は造反者の懐柔を図るが、保守強硬派寄り過ぎると指摘されており、支持を固められるかどうかは不透明だ。
ジョーダン氏は保守強硬派でつくる「フリーダム・コーカス(自由議連)」の創設メンバーで、民主党のバイデン大統領の次男と外国企業の不透明な取引にバイデン氏も関与した疑いがあるとして追及している。