
2023年10月7日、育英サタデースクールマンハッタン校(牧野佳代子ディレクター/園児児童生徒数130名)では、小学部6年生の中学部授業見学が実施された。この見学の目的は、今後の中学部への進学を見据えた小学部第6学年が、中学部ではどのような授業、教科を学んでいるのかを実際に目にして、進学について真剣に考えるというものである。
まず中学部第1学年生にて国語科(読解)の授業を見学。前期期末テストの答え合わせを軸に、文章の読み解き方を学びながら、小6の先輩となる生徒達は皆真剣な顔つきで授業を受けていた。次に中学部第3学年へ。数学科の2次関数。関数の式やグラフが書かれたホワイトボードを見て、6年生は目を大きく見開き、「こんなに難しいことを学習するのか」といった驚きを隠しえなかった。最後に中学部第2学年へ足を運んだ。国語科(言語)の授業を見学し、意見の説得力を高める根拠の吟味について勉強していた。
1時間の授業見学を通し、息をのむように授業を見学する6年生、後輩の視線を受けながら真面目に授業を受ける中学部の先輩達、そして指導に熱が入る教員の姿が展開されていた。見学終了後には、「教室の感じが違う。」、「授業が難しそう。」等々と感想を述べ、各々が小学部と中学部との授業の違いを感じることができていた。
小学部では「国語」という教科で単元によって学ぶが、中学部では「読解」「言語」に分かれて学習を進める。また、古文や漢文といった領域も学習範囲となっていく。算数は数学となり、より専門性を増し、日本語でより緻密な数学的良さを学ぶことができる。マンハッタン校中学部ではその他社会にも力を入れており、「歴史」、「地理」、「公民」といった分野を3年間かけて学習し、知識基盤社会と呼ばれる21世紀に生きる国際人を培う一端を担っている。
マンハッタン校は中学部までであるが、フレンズアカデミー週末部門、ニュージャージー校、そしてポートワシントン校に中学部と高等部が設けてある。より専門的に、教科書を使って日本語で学習を進めたいという子達の進学先となっている。
NY育英学園はマンハッタン校だけではなく、すべての部門で空きがあれば随時編入が可能。見学も受け付けている。また、小さいお子様が親子で参加できるイベントやクラスも、マンハッタン(フレンズアカデミー)、ニュージャージー(りんごラーニングセンター)に用意してある。なお、NJキャンパス全日制では、10月13日(金)、10月19日(木)に学園見学ツアーを予定しており、問い合わせを受け付けている。
記事、写真提供:ニューヨーク育英学園 育英サタデースクール マンハッタン校

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