岸田首相、日中対話訴え

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共同通信
北京で開幕した「東京―北京フォーラム」で上映された、上川外相のビデオメッセージ=19日(共同)

 【北京共同】日中両国の政財界人や有識者らが外交・安全保障や経済を議論する「東京―北京フォーラム」が19日、北京で開幕した。岸田文雄首相は書面でメッセージを寄せ「日中両国は地域と国際社会の平和と繁栄に重要な責任を有する大国だ」と強調し「中国との対話は極めて大事だ」と訴えた。主催者が明らかにした。

 中国の王毅外相はビデオメッセージで「平和と友好、協力が唯一の正しい選択だ」としつつ、台湾問題で「日本はたびたび一線を越え、両国関係の政治的基礎を損なっている」と批判した。

 フォーラムは日本の民間非営利団体「言論NPO」と中国国際伝播集団が主催し、2005年から毎年開かれている。