日本人修道女に無罪判決

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共同通信
アルゼンチン

 【サンパウロ共同】アルゼンチンの裁判所は18日、中部メンドサのカトリック系障害者施設で未成年者に性的虐待をした罪などに問われた日本人修道女、小坂久美子被告(48)に無罪判決を言い渡した。検察は今年5月、禁錮25年を求刑していた。現地メディアが報じた。

 小坂被告は2017年、当時既に起訴されていた同施設の聖職者ら男5人の共犯者として逮捕された。検察は小坂被告が数十人の被害者が出た事件の主導的役割を担ったと主張したが、小坂被告側は「事実無根」と訴えていた。

 小坂被告は愛知県岡崎市で生まれ、1977年に家族とアルゼンチンに渡った。