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共同通信
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東京都文京区の東大前で昨年1月、大学入学共通テストの受験生ら3人が刺された事件で、殺人未遂などの罪に問われた当時高校2年の男(19)の裁判員裁判公判が18日、東京地裁で開かれた。17日に続き被告人質問があり、刺した時について「考えがあちこちに及んでいて、死んでしまえとまでは考えていなかった」「無我夢中だった」と話した。
走りながら刺したことは「急いでやらなければという焦燥感に駆られていた」と述べた。男は17日、自殺願望があったが死にきれず、人に迷惑をかけ罪悪感を抱けば死ねると思ったと説明。この日は「罪悪感が大きくなるという意味では死んでくれた方がいいと考えていた」と語った。