Published by
共同通信
共同通信
伊藤信太郎環境相は20日の閣議後記者会見で、東北や北陸を中心に各地でクマによるけが人が相次ぎ、死者も出ていることについて「昔はあまり出なかった市街地で出ている状況だ」と述べ、注意を呼びかけた。
伊藤氏は「人身被害件数は9月末時点で、統計を取り始めて以降最も多くなっている」と指摘。「出没状況や要因は地域によって異なる。地域の実情に応じた支援で、全国での出没対応強化を進めたい」とも述べた。
19日には秋田・岩手両県でクマに襲われる事故や出没が相次ぎ、1人が死亡、7人がけがをした。新潟県でも住宅敷地内で住人の男性がクマに襲われ負傷した。