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共同通信
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政府は20日、2023年版自殺対策白書を閣議決定した。22年5月に男性タレントが自殺した後の約2~3週間に自殺者数が増加したとして、著名人の自殺報道が他の人の自殺を増やす現象「ウェルテル効果」の影響が考えられると指摘。メディアを含めた対策が必要だとした。
厚生労働省によると、22年の自殺者数は2万1881人(前年比874人増)。男性は1万4746人(807人増)で13年ぶりに増加し、女性は7135人(67人増)と3年連続で増えた。小中高生は514人に上り、過去最多だった。
今回の白書では高校生に着目し、原因・動機は「健康問題」が最も多かったとした。