陸自オスプレイ、住民ら不安の声

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共同通信
新石垣空港に着陸した陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ(手前)。米海兵隊の大規模実動訓練の一環で、沖縄への陸自オスプレイ飛来は初めて=19日午前、沖縄県・石垣島

 陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイが、日米共同実動訓練「レゾリュート・ドラゴン」の一環で沖縄県の新石垣空港に初飛来した19日、地元の石垣島では飛来や訓練に反対する住民らから「島の上を飛ぶのは怖い」などと不安の声が上がった。

 沖縄県の玉城デニー知事はコメントを発表し「オスプレイの墜落事故が相次ぐ中、大規模訓練の実施は県民に不安を生じさせる」と指摘。県が2度、自粛要請をしたにもかかわらず実施され「誠に残念」とした。

 新石垣空港のフェンス外側には飛来に抗議する十数人が集結。石垣島の造形作家川平康雄さん(71)は「市民の理解を得て訓練を行ってほしい」と不安そうに話した。