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共同通信
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【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は19日の講演で、物価上昇率が「依然高過ぎる」と問題視し、高い経済成長が続いた場合は上昇率が拡大するリスクがあるとして「金融政策のさらなる引き締めが正当化される可能性がある」と追加利上げの可能性に言及した。ただ、あくまでも経済指標の動向に基づいて判断すると強調した。
FRBは10月31日~11月1日に金融政策を決める次回の連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。市場では政策金利を据え置くとの見方が目立っているが、利上げの可能性にも含みを残した。
パウエル氏は物価上昇率の鈍化傾向を歓迎しつつ慎重な姿勢を崩さなかった。