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パレスチナ料理店がネット被害に
口コミサイト低評価殺到、武力衝突の影響

イスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの武力衝突の影響を受け、ブルックリン区ベイリッジのパレスチナ料理店「アヤト」が、インターネットの口コミサイトで低評価や誹謗中傷の被害を受けている。ニューヨーク・タイムズが15日、報じた。
弁護士のアヤト・マスードさん(33)は2020年10月、夫と共に同店をオープンした。店があるエリアは、アラビア語の看板が並び、様々な宗教や民族の人々が肩を並べて働き暮らす、ニューヨーク市で最も多様性に富んだ地域のひとつで、同店の客の多くはユダヤ人だ。
パレスチナの国旗と壁画を掲げた同店がオープンして以来、夫妻は「反ユダヤ主義」や「憎悪を拡散している」と非難され、インスタグラムなどのソーシャルメディアでテロリスト呼ばわりされるようになった。マスードさんがパレスチナ人であることは知っていたが、同店に不快感を抱き、離れて行ったユダヤ人の友人もいた。
今月7日にハマスがイスラエルを攻撃した後、ネット上に突然、同店に対する数十件の一つ星レビューが殺到した。夫妻はそれらを報告し、そのほとんどは削除された。中には、同店に行かないよう促すレビューもあったが、その効果はなく顧客は減っていないという。同店には、平日は1日に100~150人、週末はその2倍の客が訪れる。
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