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共同通信
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厚生労働省は20日、2020年3月に大学を卒業して就職した人のうち、3年以内に仕事を辞めた割合は、前年比0.8ポイント上昇の32.3%だったと発表した。厚労省担当者は、新型コロナウイルス禍で悪化した雇用情勢を巡り、求人が持ち直しつつある中、転職する人が増えたことが要因としている。
離職率を産業別で見ると、宿泊業・飲食サービス業が1.7ポイント増の51.4%で最も高かった。生活関連サービス業・娯楽業が0.6ポイント増の48.0%、教育・学習支援業が0.5ポイント増の46.0%と続いた。
高卒者で3年以内に辞めた人の割合は、1.1ポイント上昇の37.0%だった。