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共同通信
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【パリ共同】「スペインのノーベル賞」とも呼ばれるアストゥリアス皇太子賞の今年の授賞式が20日、スペイン北部オビエドで開かれ、作家の村上春樹さんが文学部門で受賞した。文学部門での日本人受賞は初めて。
スペイン国王フェリペ6世はスピーチで「文学作品の中で西洋と日本の世界を見事に結び付けることに成功している」とたたえた。賞の財団が5月に村上さんへの授与決定を発表していた。賞金は5万ユーロ(約790万円)。
1999年に宇宙飛行士の向井千秋さんが日本人として初めて、米ロなどの宇宙飛行士3人と国際協力部門で受賞。昨年は共存共栄部門で建築家の坂茂さんが受賞した。