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共同通信
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防衛省の茂木陽報道官は20日の記者会見で、自衛隊機によるイスラエルからの邦人退避を現地で民間航空機が運航している状況でも実施した理由について「情勢が緊張度を増し、流動的になっていることを総合的に勘案した」と説明した。民間機が運航しているかどうかは、必ずしも輸送活動の要件ではないとして「いかなる手段が適切かを判断して対応する」と強調した。
邦人や韓国人ら計83人を乗せた航空自衛隊のKC767空中給油輸送機は、イスラエルから隣国ヨルダンを経由し、21日未明に羽田空港に到着する予定。茂木氏は、ヨルダンと羽田間で空自機を使う理由についても「総合的に勘案し判断した」と話した。