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共同通信
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【イスラマバード共同】汚職事件で有罪判決を受け、2019年に英国へ事実上亡命したパキスタンのナワズ・シャリフ元首相が21日午後(日本時間同)、首都イスラマバードの空港に到着し、約4年ぶりに帰国した。来年1月に予定される総選挙出馬と首相返り咲きを狙う。
パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派=PML(N)=を率いるシャバズ・シャリフ前首相の兄で、首相を3度務めた実力者。地元の東部ラホールでは大集会が開かれ、支持者が「ナワズ万歳」と繰り返し叫び歓喜した。
帰国に先立ち、イスラマバード高裁は今月19日、捜査当局によるナワズ氏の拘束を24日まで認めない決定を出した。